憂国の作品情報・感想・評価

憂国1966年製作の映画)

製作国:

上映時間:28分

ジャンル:

3.7

『憂国』に投稿された感想・評価

cuumma
4.2

三島の文学には、自決への憧れがよく顔を出す。
本作、同名の短編小説を、三島が主演、監督・製作を務める

エロティシズムと死へのエクスタシー
身を捧げてきた皇室や国家や軍

数年のちには三島は現実のも…

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AtWhat
2.7

三島由紀夫監督、主演の短編映画。

三島由紀夫の切腹フェチぶりが良く分かる作品。あんなに、ねっとりじっくりと切腹シーンを撮影するなんて・・・おまけに腸まではみ出させているんだぜ。まさか、この映画を撮…

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このレビューはネタバレを含みます

ワグナーのかの有名な『トリスタンとイゾルデ』から抜粋された不協和音は、人間の野蛮性をまざまざとさらけ出し、官能と暴力の渦を誘いだす。この死の音楽は、──と言ってもよければ───淡々と終末間近まで流れ…

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原題『憂國』 (1966)

監督・脚本・美術 : 三島由紀夫
演出:堂本正樹
撮影 : 渡辺公夫
音楽 : ワグナー(『トリスタンとイゾルデ』)
出演 : 三島由紀夫、鶴岡淑子

1970年に陸上…

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真央
-
映画の即時性、官能性には「筆の力」はかなわない。映画は悪魔の芸術で何ら中傷作用を経ずに現実を呈示するからだ。(三島由紀夫)

自作自演。背景を学んでから観たので面白い
針
3.0

『からっ風野郎』に続いて、映画そのものというより三島由紀夫への興味から。

記憶が曖昧なんですけど、確か原作は2・26事件を起こした元同僚たる反乱軍の鎮圧を命じられた軍人が、それを潔しとせず、妻と最…

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三島の監督脚本主演作。高校生の時、東急ジャーナル(のちの東急レックス、渋田東急3)で観た。50円の入場料だった。併映は文化映画「鹿児島の旅」。この劇場は、当時文化映画、短編の専門館だった。なぜかガラ…

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4.5
実験映画のごときアヴァンギャルドな腹切ショー。エロスとタナトスに溺れる
まつ
2.5
仕方ないんだけど、雰囲気映画…。原作小説には勝てないですよね。切腹シーンは迫力あるけど、そこだけ。
すごく美しい映像だが、三島の求める完全究極の美を表現するには映像というフォーマットでは役不足。

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