なやら

革命前夜のなやらのレビュー・感想・評価

革命前夜(1964年製作の映画)
-

上辺の教養人が何かこじらせちゃってリリカルに憂うみたいな感じってよくあるけど、台詞が大方何言ってるか分からずイライラするだけでホント何が面白いのか全然分からん。そのやり取りが的を射て鋭い系なのか滑稽なタワ言系なのかすら判別できん。

会話の字幕にダブルクォーテーション出てくんのマジ勘弁。しみったれた表情で詩とかの引用交えた会話をするな。金があるんだったらハンパに悩まず女抱いて飯食って遊んで笑えって感じ。

自分に教養があれば楽しめるのかしら。十何年も趣味で映画観てても相応のリテラシーはなかなか育たないものですね。面白い面白くない以前に自分の頭のショボさ&堅さが原因でワケワカメに陥る経験はけっこう辛い。主にヨーロッパ映画!
とはいえベルトルッチ、暗殺の森と1900年と孤独な天使たちは好き。暗殺のオペラは未見だけど観たいなあ。

ワーワー言いつつ画面は面白いところがいくつかあった気がする。序盤の自転車の曲芸失敗する反復が怖くて覚えてる。あとヒロインが超美人。楽しく街中をショッピングする所キュートでよかった。あと基本めちゃクロースアップ。編集はチャカチャカしていてちょっとウザかった。
なやら

なやら