「エクソシスト」新作のための復習鑑賞第三弾。
警察vs悪魔
「1」でも登場するキンダーマン警部が謎の殺人事件を捜査するお話。
中盤までは完全にミステリー展開ですが、真犯人は悪魔という事を分かって観ている感じはとても新鮮。
だけど「エクソシストの続編」という立ち位置とは離れたスピンオフ的な感じは否めませんでした。
1つの作品としてはとても面白くて終わった後のゾワゾワする感じは心に残りました。
特に後半はやり口がまどろっこしいんだけど精神的追い込み方が上手。
しかも面白い演出が多くてかなり好み。
このヒリヒリ感はエクソシストシリーズの中でも無い所だと思います。
そんな心理ホラー要素を構成するための大事な部分ではあると思うんだけど、とにかく会話シーンが長い。
さっきも書きましたが天井を這いつくばったり、他の人が狙われるなど面白い展開や描写も挟まれるんだけど、会話で真相が進んでいく感じがこの作品ではクライマックスの盛り上がりにちょっとブレーキをかけていたように感じました。
色々なアプローチを見せてくれるエクソシストシリーズ。
改めて一気に鑑賞すると、同じシリーズとは思えない趣きが逆に楽しくてクセになるなぁ。