440

場所はいつも旅先だったの440のレビュー・感想・評価

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)
3.7
人の営みを探して

ふとテレビをつけたらNHKあたりで放送している海外の街を紹介する番組みたいな心地良い作品。

私も旅行は大好きなのですが、観光地や美味しいお店に行くよりその土地に住んでいる人の生活感を味わいたくてスーパーに行ってみたり、公園でご飯を食べたり、街を歩いたりするのが好き。

この作品はサンフランシスコ、シギリヤ、マルセイユ、台北、台南、メルボルンなどの街や人々の空気を味わえて本当に心地良かったです。
さすがに危険な地域ではやりませんが、早朝や真夜中に街を散歩するのも好きなので
観ていたら無性に旅行へ行きたくなりました。

異国へのあこがれやその国の空気を体感したいという気持ち。
生きていることの実感。
自分の存在を再確認。

何も知らない土地。
自分のことを誰も知らない場所。

そんな場所で1人未来の事を考えたり、新たな決意を抱いたりして今があるんだなと思う。
そして、改めて人生の節目には旅行があったんだなぁとこの作品を観てしみじみ思いました。
440

440