人間に歩み寄ろうとする猿
猿に歩み寄ろうとする人間
しかし共存なんて求めていない者も
リブート2作目は爆弾を抱えながら綱渡りしてるような息苦しい展開。
人間とお猿さんたちの争いだけでなくお猿さん同士の争いからお互い悲惨な状況へと追い込まれていく。
ここまでモヤモヤするなら早くド派手にドンパチして欲しいと思うくらい中盤まではもどかしかったんだけど、予想外にちょっとだけど希望の光が差す展開になったのが良い。
この作品では人間とお猿さんという構図だけど、現実では人間同士で同じような争いが起こっているよなと考え始めたら他人事とは思えなくなるくらい胸が苦しかった。
争いの発端から最終の状況までそれぞれの思いや不信感といった描き方がかなり秀逸。
単なるエンタメ作品とは違い格段に深みを感じるけど、手放しで楽しめるような作品じゃないので賛否ありそうだな。
こりゃあ続きが楽しみじゃ。
