Mayu

ラブ・アクチュアリーのMayuのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
4.5
いい映画ですね。
心が温まります。
世の中の世知辛さに心を痛めている方にお勧めしたいですね。

あなたが気づいていないだけでこんなにも世の中には愛が溢れている。。。

堕ちたロックミュージシャンと冴えないデブチビのマネージャーとの腐れ縁とも呼べる愛。
ーなんだかんだで一緒にいてくれるのは根底に愛があるからだよね。

浮気された彼女との縁を断ち切ってとある田舎に逃げた男と、外国からきて言葉が通じないけど、心は通じ合ってる。。。惹かれあう二人の愛。
―愛に理由はいらない。感じるものだと改めて実感。

小さな少年の初恋。父はからかうけど愛することに年齢なんて関係ないし、もしかしたらその情熱は大人を凌ぐ。

etc...
上記したのは一番グッときた愛の形です。
この映画には他にもこういった様々な愛があふれています。

仲間愛、男女愛、家族愛、親子愛。。。
愛する人がいること、愛してくれる人がいることに感謝する気持ちを呼び起こしてくれるそんな映画ですね。
こんな人におすすめ!!
まだ見たことない人!!最近愛に飢えている人!!愛なんてねぇんだよ!!ってやさぐれている人!!

※追記 日本の空港じゃあまり見られないかもしれないけど、本当に外国の空港、特に到着ゲート。。。
まぢで、映画のようなドラマが溢れています。
わたしが前回スペインに行ったときに、到着ゲート付近で見たドラマを書きます。
私の近くでそわそわ誰かを待ち続ける若い女性…
一斉に到着した旅行者がゲートに集まり、女性の元に真剣な表情をした若い男性が走りこんできて、次の瞬間二人はゲートの柵を挟んだまま熱く抱き合っていました。
女性は照れたように笑って彼を抱きしめていたけど、男性は真剣な表情をしたまま目をつぶって、ただただ彼女を抱きしめていました。言葉を交わさずに、キスもせずに。
2人の間にどれくらいの会えない時間があったかなんて聞かずともわかりました。その二人は会えなかった時間を埋めるかのようにしばらくゲートを挟んだままきつーく、あつーく抱き合ってました。
横でガン見してた私は思わずウルウルしてしまいました。

そして違う日の違う空港でも…
男性が到着ゲートの扉の前でハート形の風船と、一輪のバラを持ってそわそわと扉の前を行ったり来たり、扉が開くたびにきょろきょとしていました。
明らかに恋人を待っているのがわかりました。
私も扉が開くたびにハラハラドキドキ。彼のためにも早く来てあげて!!って心から祈ってました。
そしてその時が来ました。
見ててすぐにわかりました。
出てくる旅行者の内一人だけ、びっくりして照れたように笑っている女性がいたからです。そうだよね、恋人がバルーンとバラを持って待っているんだもん。
前述の若い男女のような激しい抱擁は無いにしろ、彼が彼女にバルーンとバラを渡してそしてぎゅううううううっとハグ。
彼と同じように誰かを待っていた人たちからなぜか拍手が沸き起こる。
2人の再会を共に祝っているのでしょうね。こういう国民性好きだ。
廻りの拍手に照れたように答えながらキスをする2人。わたしもみんなにつられて拍手をしたのを覚えています。

この映画の出だしにも使われていましたが、あえて反復します。
あなたが愛につまずいたとき海外の空港(到着便のゲート)に行ってほしい。。。ふ
Mayu

Mayu