しらすごはん

ラブ・アクチュアリーのしらすごはんのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
3.6

クリスマスにふさわしい映画。

楽しい群像劇。

夫婦の愛や少年の純愛、障害を持つ弟への思いやり、スターとマネジャーの友情の描き方も素晴らしかったです。

女の子が歌った、マライア・キャリーのクリスマスソングが素敵でした。

人間不信に陥ったら、空港の到着ゲートに行くと良いですよ。


個人的には、マークのパートが1番好きかも。

マークのストーリーは、切なさと共感を呼び起こします。

マークは、親友の結婚式を盛り上げていました。

しかし、新婦に撮影していたビデオテープを見せてくれるよう頼まれて、困惑してしまいます。

ビデオテープに映っていたのは、新妻のシーンばかり。

彼はゲイで、親友のピーターに心を寄せているのではないかと勘違いされるシーンも挟まれますが、親友の妻に恋していたのです。

彼の愛は一方的。

時と場合によっては、ストーカー。

ただ、彼は彼女が幸せであることを願っています。

自分の感情を抑えながらも彼女を応援し続けます。

感情は苦しみを伴い、叶わないこともありますね。

それでも他人の幸せを願うことができますよね、っていうパートでした。
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