むらたろう

椿三十郎のむらたろうのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
4.4
二人が刀を抜くまで約二十五秒。

白黒映画なのに、椿が赤く見えるのはなぜだろう。きっと監督がこだわりぬいた細部なのかもしれない。

この作品は『用心棒』があまりに売れたため制作された続編的なものらしい。観ていなくても十分に楽しめるが、そちらを先に観ているとお馴染みの仕草や台詞が出てくると思わずニヤつくでしょう。

結末は分かっているけどハラハラドキドキ。最後の決闘の場面は圧巻天晴れ度肝を抜かれた。DVDの特典映像の出演者やスタッフのインタビューを観てからおかわりすると、また違った箇所に意識を向けられる。

三船敏郎さんの抜刀速度は異常。それでいて美しい。
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