はる

ポネットのはるのレビュー・感想・評価

ポネット(1996年製作の映画)
3.2
お母さんの死を受け入れられない4歳のポネットのストーリーでした。
大人は時々しか出てこなくて、大部分が4〜5歳の子どもたちのやり取りです。

純粋無垢の中に残酷さも見えて、これが人間の本質なのかとドキッとします。
救いのはずのカトリックの教えさえも、ポネットを惑わせるだけのようでした。

でも、ストーリーよりもポネット役の女の子、ヴィクトワール・ティヴィソルの演技に驚きました。
「え?ドキュメンタリーですか?」って思うくらい。
あんなに小さいのに、お母さんが死んだ設定で泣いてるんです。撮影後の精神状態が心配になる程でした。

5歳という史上最年少でヴェネツィア国際映画祭の主演女優賞を受賞したそうです。

後で調べたら『ショコラ』の娘役の子でした。
『ショコラ』は何度も見たけど、ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップしか印象に残ってないよ😅

ポネットちゃんの4年後の姿も見たいから、近いうちに『ショコラ』を再鑑賞しようと思います。
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