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テルマ&ルイーズのevenのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
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『シネマ女性学』という本を読んだ時に、「どうする?補まるのは嫌よ。」「じゃあ?」「あんたと一緒なら。」という台詞が気になって、ウォッチリストに入れていた映画。90年代のアメリカの性差別、もう少しマシだと思ってた。「週末、親友とバカンスに行ってくる」の一言が言えなかったテルマが、追走劇を繰り広げながら、「あんなやつ、あたしがこの手で殺したかったわ」と言ったのがすごく印象に残ってる。ずっと付いてくるトラックの運転手に、「母親とか姉妹、奥さんが同じ目に遭ったら?」と言っても、何も響いてないというか何も考えられていないのが、当時の男性が女性に対する態度だったのかと思うと、大爆発したトラックが爽快だった。自分も危機に直面したら、あんな風にエネルギッシュになれるのだろうか。ラストが綺麗な終わり方だった。
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