ひろ

港の日本娘のひろのレビュー・感想・評価

港の日本娘(1933年製作の映画)
5.0
ドリーショットが美しくて素晴らしい。ドリーが登場人物の感情を盛り上げる。車が並んでいる前を横移動する場面、及川道子と井上雪子が再会した後の屋外から窓を左へ横移動撮影する場面など、あまりの素晴らしさに息をのんだ。
及川道子と江川宇礼雄がダンスをしてる時に足元に絡まる毛糸玉が、ラストの出港時に江川宇礼雄の足に絡まる紙テープに繋がる上手さに感動する。
井上雪子が銃を使うシーンでのカットを割ってクロースアップしていく妙なカッコ良さも目を引く。
そして、照明がイイ。撮影:佐々木太郎と照明:吉村辰巳は覚えておかねば。
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