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きみに読む物語のdeenityのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
5.0
恋愛物ってどうやってもクサくなりがちなので、快心のホームラン級の作品って滅多に出会わないんですけど、今作は別格だと思います。
とは言えこの作品が秀抜だと気づいたのは後になってからのことで、自分が映画にハマりだした頃に見た作品だったから他と比較できなかったもので、なかなか判断し切れずにいました。
しかし、今までいくつかの恋愛物を見てきてもストレートな純愛物でこの作品を超えるラブストーリーは出会いませんでした。

もちろん終盤に仕掛けがあって、それも高評価たる所以なのですが、二人の真っ直ぐな愛には素直に感動し、涙さえ誘われます。名作と言える一本でしょう。

とりあえずストーリーは置いといて、主役の二人がまあ美男美女の二人ですね。ライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムスはこの作品で好きになったと言っても過言ではありません。ライアン・ゴズリングの落ち着いた雰囲気。レイチェル・マクアダムスのあの吸い込まれるような瞳。それを堪能できるだけでも至福なわけです。

肝心のストーリーも見事に構成されていて、途中でオチはわかってくる。わかっているけど感動してしまう。という完璧な展開でした。
ロケーションも文句なし。パケ写にもなっている湖のシーンはことごとく最高です。
最後に、ベストシーンは二人の熱い口づけ。ああいうシーンは苦手なはずなのに一切嫌な気がしない不思議。
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