くじら

きみに読む物語のくじらのネタバレレビュー・内容・結末

きみに読む物語(2004年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

12/1放送したものを録画で視聴。
(俳優のおかげでミッドナイトインパリとラ・ラ・ランドが脳裏をよぎった)
⚠️セックスと不倫に近い描写あり。

 素敵な愛の物語だった。老人になったノアがアリーに、2人の物語を読むお話。物語での2人とノアが物語を読んでいる場面が交錯する。実は歳をとったアリーは2人で過ごした日々を忘れてしまっており、ノアは物語を読むことでアリーを呼び戻そうとしているのだった。
 アリーとノアの2人が一夏の恋からまた出会うまで、そしてアリーが婚約者とノアのどちらを選ぶかを話す時に2人は幸せになったと言われて怒りながら自分たちの物語だったと気付くアリー。その夜に倒れてしまい病院に運び込まれるノア。意識を取り戻したノアはアリーの病室へ行く。2人の愛の奇跡が本当にあるなら一緒に死ねるかしらと話していた翌朝、お互いの手を握り合って眠る2人が見つかる。

 風景も2人の愛の描写も素敵な作品。歳をとって記憶を失くしたり身体が動かなくなっても、愛の奇跡を信じさせてくれる。
くじら

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