りょーこ

独立愚連隊西へのりょーこのレビュー・感想・評価

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)
5.0
愚連隊ーっ ウェイ!

こんなに楽しい戦争映画があったとは(//∇//)

1960年モノクロ邦画。
初岡本喜八作品。

全体的にコミカルながら、しっかりと反戦メッセージも込められた、素晴らしい娯楽映画でした☆



太平洋戦争真っ只中、中国北支戦線。

歩兵第463連隊が"軍旗"捜索に送り込まれるが、全滅してしまう。

そこへやって来た、クセ者ばかりの"左文字小隊"。
関軍曹を加え、再度軍旗の捜索へと向かう。

しかし道中、地雷やゲリラに阻まれて………



豆中、足だらけ(* ̄∇ ̄)ノ

『特攻野郎Aチーム』みたいな個性的メンバーによる軍旗捜索は、どんなに危険な場面でもわちゃわちゃ楽しい♪

左文字(加山雄三)の熱く飄々とした男らしさが光る☆
戸川軍曹は、とても元気の良いアンちゃん!
ソロバン占いの神谷はお調子者w
ヘタレ衛生兵もユルくて可愛い~

ちらちら現れる早川役は、「水戸黄門」風車の弥七、中谷一郎!
いやぁ~渋格好良かったぁ( ´∀`)

そして敵ながら粋な梁隊長は、『幕末太陽傳』のフランキー堺!
この人は本当に面白い!上手い!!


太平洋戦争の作品だし、重たくて暗いのかと思ったら、正反対のエンタメ作品でビックリ☆
軍歌も沢山かかり、楽しく明るい珍道中♪

しかしそこに、"軍旗"なんてものに命をかけさせられる…という、戦争への批判も盛り込んだ傑作でした!
りょーこ

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