高倉健演じる乙松という、不器用で愚直な男の鉄道員（ぽっほや）に捧げた反省を描く映画。
言わずと知れた超絶名作日本映画…
名作なんだろうなと思ってみたけど、しっかり予想を上回る名作だった！
１つのことをやり続ける仕事人の乙松の姿には日本人の美学みたいなものを感じる。最後までぽっぽやであり続けた姿には心打たれた。最後乙松さーーん！！ってなる。
構成がよかった。雪子が出てくるところとかちょっとファンタジーみたいな要素もあるけど、全体的にはヒューマンドラマって感じ。説教臭くないけど、じんわり伝わってくるものがあるし、雪子の存在でエンターテイメント感が生まれている。
乙松と千ちゃんのおじいさん2人のアツイ友情物語の要素もあるし、乙松と奥さんの心温まる夫婦愛の物語の要素もあるし、いろんな要素が詰まってるけど、散らかってるようには感じなくてスッと入ってきた。シンプルにいい話だったんだなあと。
要所要所で歌われる『鉄道員』の唄が染みる。
大竹しのぶが鼻唄で歌っている時のが1番好きだった。何気なく流れているバックミュージックも、北海道の壮大な大地と合ってて、すごくいい雰囲気を作ってた。
広い画で取られる北海道の風景や、電車のシーンが、圧倒されるものがあった。シンプルでよかった。大きい画面で見たらもっといいんだろうなぁーいつかこれは映画館で見てみたい。
広末涼子が圧倒的な雪子感。何してても可愛い。
大竹しのぶが子供をできたことを乙松に報告するシーンが1番可愛いかった。マジ可愛い。あんな夫婦いいなぁーー。
