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ルバング島の奇跡 陸軍中野学校のpapandaのレビュー・感想・評価

3.1
陸軍中野学校というとクールなイメージだけど、東映の集団群像劇のこの映画はいかにも東映、演出も演技も役者の顔ぶれもパワフルというか暑苦しいというか。この陸軍中野学校の秘密戦士達はスパイというよりテロリストみたいに見えた。冒頭小野田さんの映像が出てきたが、小野田さんがそうだった、という解釈なのだろうか。土俗民の集団洗脳の怖いこと。菅原文太さん演じる指導官の考え方、天皇のためではなく民族のために、は当時では極めて異端、でも今なら共感できる部分もある。戦後部分の活動は何のため? 誰のため? 実際にあんなことがあったのなら考え方のくだらなさに腹立たしい。
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