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吸血鬼ドラキュラのpapandaのレビュー・感想・評価

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)
3.8
イギリスのハマーフィルム製作の名作を久しぶりに見た。ホラー映画だけど、これはストーリーや演出で見せる作品。今見るとストーリーが非常にコンパクトにまとめられていて、展開もスピーディー。終始伯爵の出方とそれを追い詰めるサスペンスに程よいユーモアもあって面白い。今作はなんと言ってもピーター・カッシングのヴァン・ヘルシング教授とクリストファー・リーのドラキュラ伯爵の魅力に尽きる。ピーター・カッシングのヘルシング教授はシャーロック・ホームズみたいにドラキュラ伯爵をとことん追い詰めていく頼もしさ。そしてクリストファー・リーのドラキュラ伯爵は長身痩躯で気品のある外見で貴族であり悪鬼でもあるかっこよさ。この映画は低予算で短い期間で作られたそうだが、ドラキュラ城内の装飾や美術など、けっこう手が込んでいるんじゃないかな。
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