たむランボー怒りの脱出

怪人マブゼ博士のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

怪人マブゼ博士(1960年製作の映画)
3.5
この不自然なまでに余韻を削ぎ落とした展開の仕方は「テンポが良い」などといって映画の経済性を讃えるようなものとは最早違うものである気がする。余韻一切なしの暴力性。映画の中で何が起こっているのか見る者が理解できなかったとしても、映画は関係なく続いていくし、関係なく終わる。始まって終わるのが映画のただ一つの使命であって、観客なんてものは金を払ってその一部始終を眺めることを許されている小さな存在にすぎない…それを痛感。マフゼシリーズもっと見たい!