2024_011
唖然
正しい狂気とはこれほどまでに美しいのか
Filmarks700本の節目は30年以上振りの再鑑賞となる伝説のカルト映画。小学生か中学生で本作を観てそのトラウマでかなり偏った映画人生を送る羽目になったのだと、改めて確信しました。
それにしてもやっぱり意味はほぼわからなかった。そもそもわかることを放棄して観た。本作の圧倒的なヴィジュアルと音楽だけで変な薬でもやってるような感覚に陥ることができるのだからそれで充分。
正しい狂気で観るものを魅了する。単純な狂気ではなく、計算と想像の具現化を徹底した上で創り出す狂気。嫌悪を抱く方もたくさんいるであろう露悪的な表現はかなりタチが悪い。しかしそこに魅力を感じる人もいるからこそカルト映画になり得るんだろう。
満点か0点か。どちらかを付けるなら満点になってしまう。勿論、0点を付ける人がいるのもわかる。そんな映画なので好事家にのみオススメします。
自分レベルでは考察なんて無駄!『映画は詩であれ』