川越スカラ座にて。
最初から最後まで、視覚と聴覚において魅了され続けました。
ありていに言ってしまうと、「生きているという実感を持てずに都市をさまよっていたひとりの人間が、ある種の出会いや修行といったイニシエーションを経て、生の現実感を手に入れる話」ということになるのでしょうか。
幹となるストーリーは単純だと思いますが、そのみせ方がとにかく凄いです。
エグい表現はかなりエグいのですが、そのエグさも含めて見ごたえがあります。
美術が豪華で画面がカッコよく、音楽も良くて、ホドロフスキー監督の卓越したセンスに驚愕しました。
