☆☆☆★★
東映=NHK共同製作による全五篇。
第一篇 那智の小天狗
第二篇 呪の魔笛
第三篇 月の白骨城
巨万の富を得られる紅孔雀の《鍵》と、宝の《地図》を巡る一大スベクタクル。
ストーリー的に突然都合の良い展開に幾度となくなって行くのには苦笑してしまう。
「宝はここにある!」
そう言う度に何回か画面に突っ込みそうになった。
登場人物達があっちに行ったり、こっちに行ったり…もう全然進展して無いから。
いや、厳密に言えばその都度に新キャラが登場したりして進展していると言えば、している。
“黒刀自おばば”が強烈なキャラクターでなかなか良い。どことなくクスクス笑え、大友柳太郎が貫禄の演技を見せる。
悪の組織《髑髏党》と、平和な組織《白鳥党》の2っの組織の首領として生まれて来た恋する2人の運命は?…って、まるで“ロミオとジュリエット”じゃないですか。
第四篇 剣盲浮寝丸
完結篇 廃墟の秘宝
相も変わらず登場人物達はあっちへ行ったり、こっちに行ったり。同じ事の繰り返しに終始して実に回りくどい。
やがて、東千代ノ介演じる浮寝丸の心眼が開き、黒刀自おばばも改心…する訳が無い。天晴れおばば(笑)
そして遂に《鍵》と、存在感がまるで無い《地図》が一緒になり…。
ストーリーは滅茶苦茶だけど楽しいんだなぁこれが(笑)