☆☆☆★★(開始から1時間半まで)
☆☆☆☆ (ラスト30分)
少しだけの感想で。
イケてるかイケてないかと普通に考えたならば、全然イケてない主人公。
そんな彼にも何故だか可愛い彼女が居る。
でも、今まさに可愛い彼女からフラれる真っ最中。
うん、まあ〜致し方なかろう。
彼の主張を聞いていても、どうやらチョコチョコっと彼女の地雷を踏んでる感がありありだものね〜。
もう1つの主人公と言えるのが、下北沢の街並みと小さな小さな路地裏の風景。
そんな若者文化溢れる下北沢に住む主人公の周りには、何故か若くて可愛い女の子が寄って来る。
オイ!オイ!何だ何だ、おじさんも下北沢に住みたくなっちゃうじゃないか、このバカタレが〜!
そんなイケてない主人公と、不思議と寄って来る可愛い女の子の、ダラダラとしたお喋りが延々と続くのだけれど。そんなどうでもいい会話の端々を、ダレる事なく聞いていると。ラスト前の或る場面に於いて一気に〝 恋愛の沸点が爆発 〟
それまでに何度か訪れる…。
「あのさあ〜!このダラダラ感って、まだまだ続くのかよ〜!まあ、そこそこ面白いからクスクスっと笑っちゃんだけどさあ〜!」
…っと言った状態を、何度も乗り越えた先に訪れる【この幸福感】
これこそがこの作品の1番のポイントでしようか?
「よく分からんけど」
…と、おじさん多く登場する可愛い女の子の中で、1番好みだった中田青磁ちゃんの台詞で一言呟いてみた。
でも1番好みではあったのだけど、大きな布(シーツ?)を丸めてポイしちゃう女の子と暮らすのは難しいかもなあ〜!
、、、、、、、、、ハッ?何を言っておるのだオイラは!
これはもう《会話の間》の勝利ですね。
再度書きますが。この間に着いて行けず、睡魔に襲われてしまうと最後のカタルシスを味わえなくなります。
それにしても最後には、この彼の魅力に可愛い女の子達が気付いてしまった様で…。
きっとその内には、監督役の萩原みのりちゃんも気付いてしまうのでしょうなあ〜。
あ〜あ〜あ〜!このバカタレ小僧が〜!
(おっちゃん…人生に於いて、そんな事など1度も無かったわ〜)
2021年4月30日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン4