にら

サイレントヒルのにらのネタバレレビュー・内容・結末

サイレントヒル(2006年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

霧に包まれた街、サイレントヒル

原作ゲームを知らない人でも話が理解できるようになっているなと感じました。
この映画は受け身だと理解できない部分が多いかもですね。人によって解釈も分かれるのではないのでしょうか
でも、それこそがサイレントヒル。
あまりにもサイレントヒル作品の精神が根付いている実写作品で驚きました。

『ゲームを映画化するのは普通に映画を撮るのとは違います。自分が経験した世界を脚色する訳ですから。ゲームで味わった真実を再現しなくてはならない。恐怖に立ち向かうスリルと不安を。ゲームでは物語は背景です。映画化する時はその背景が前面に押し出される。そこが一番難しかった』
監督が話してらしたこの言葉から原作へのリスペクトがとても伝わってきました。
世界観の再現度が本当に素晴らしかったです。

ただ1つ、残念だったなぁと思う部分はシビルですね…。本当にカッコイイ勇敢な警官として描かれていたのは原作ゲームのままでしたが、火あぶりにされたのは本当に許せない…。
ローズとシャロン(アレッサ)が表世界には帰って来れなかったですが、シビルは帰しても良かったのでは?と思いました。
とにかく彼女も救われて欲しかった…その一点に尽きます。
にら

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