あもてゃ

エリザベス:ゴールデン・エイジのあもてゃのレビュー・感想・評価

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うーん、正直全体としてはつまらなかった笑。題材自体は魅力的なので、中途半端に恋愛をやるのではなく、前作みたいにちゃんと歴史映画をやれば面白かっただろうに。海賊(私掠船)の役割とか。

美術とか衣装は豪華だけど過剰で、時代考証が甘い気がした。ホントに16世紀か?って部分が散見される。船とかのCGも妙に嘘くさいし。あと《ウィルトン・ディプティック》の天使を雑にコピペした壁紙が気になってしょうがないw

でも、甲冑に身を包んだケイト・ブランシェットが白馬に跨って演説するシーンは息を飲むほど美しかった。それだけでも観た価値はあったかも。占星術師ジョン・ディーも渋くて良い。

追記:終盤に壁にかかってた海景画が気になって調べたら、エリザベス一世の宮廷画家ニコラス・ヒリアードと言うらしい。美術史通史では見た事ないけど、明らかに重要な匂いがする!