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大列車作戦のSのネタバレレビュー・内容・結末

大列車作戦(1964年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2021/11/16 WOWOWプラス

ナチス・ドイツによるフランス占領当時のジュ・ド・ポーム国立美術館の館長ローズ・ヴァランの『美術戦線』(僅か3ページの記述)を原作に映画化した戦争ドラマ。
ナチスの暴挙を阻止すべくレジスタンスと共に奮闘する列車運転手の活躍を描く。

ナチス・ドイツの敗戦が色濃くなった頃、連合軍はパリへと進撃していたが、パリではドイツ軍のフォン・ワルドハイム大佐が、美術品を略奪し列車で運び出そうとしていた。
美術館長のビラール女史は、フランス国鉄の操車係長ラビッシュに協力を要請。
ビラールはこれを受け輸送列車の出発引き延ばしを決議する。もともと反ナチ・レジスタンス運動に加わっていたラビッシュは、機関車のエンジンに細工するなどして列車を遅延させるが…。

ラビッシュ演じるバート・ランカスターの身体を張ったアクション演技も見所のひとつだが、当然CGのない時代に蒸気機関車を激突、脱線させるという迫力の映像が、モノクロームのコントラストで更に強調されている。
ジャンヌ・モローは、ラビッシュをかくまう宿主役で出演。
印象派の絵画、画家達の名前で幕開けし、機関車から降ろされた絵画が線路脇に散乱するラストのカタルシス。

2021-322
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