監督ジョン・フランケンハイマー×主演バート・ランカスターコンビ作。硬派 on the 硬派。
フランケンハイマーの映画には間違いないのだけれど、どことなくメルヴィル感(※『海の沈黙』っぽさ)。メルヴィルタッチの『アンストッパブル』みたいな。噂に違わぬ面白さ。爆破シーンえげつない。
"性豪"と顔に書いてあるが如く漢前なバート・ランカスター。この時期に大傑作『エルマー・カントリー』にも出ていたことを考えるとまさに全盛期。ジャンヌ・モローとのちょっとした色恋も。
あれだけ必死に護り抜いた国宝だが…うーん、なんとも切ない余韻。だが素晴らしい。