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殺人の追憶のanguishのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.2
「華城連続殺人事件」現在の京畿道・華城市で1986年9月から1991年4月にかけて10人の女性が強姦殺害された事件

◎視聴後に二回以上観ている「2006年」の映画を思い出した。情報無し推奨、醍醐味がつまらなくなる恐れあり。

おじさまたちのあやとり、亡骸の検死からの焼肉、事件を追っているというより常に一定の場所、半地下の取調室などで常に口が動いているようにコミカルが際立ち容疑者を尋問している事に気づくのに時間を要するぐらい前半と後半のリズムが違いすぎる、この監督の十八番なんだろうか。

日本の昭和テイストを底はかとなく感じる、日本語で喋れば違和感はないんじゃないw 捜索もソウルから来た刑事は最初こそシャープだったが蓋を開けてみれば何もしてなくない?同僚の女性が「奇跡的」にヒントをもたらす「棚から牡丹餅」コントような演出の取り調べも「リンチ」以外の何物でもない。敢えてのコミカルが物語の質を貶めてしまったように感じる。

Digression:ソ・テユン(キム・サンギョン)が3回目で合格した時の人に何故か見えてしまっていた。ちょっと成分が入ってない?w

20220705-22(261)
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