やこぽん

殺人の追憶のやこぽんのネタバレレビュー・内容・結末

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

Amazon primeすべり込み視聴。

なんとも無力感を煮詰めたような映画。

ポンコツ刑事の取り調べ、コミカルに描いてるけど、いやいや絶対こんな捜査許さんぞ。スニーカーくれても許さんぞ。結局死んでもうてるし。

序盤、あんまり脳筋なポンコツ刑事ぶりなので、あとからきたもう1人の刑事の方がクールで切れ者なのかと思うじゃないすかー。
ところがどっこい切れ者ではなく本当にプッツンキレてしまうのでびっくり。後半に出てきた容疑者が犯人だという妄執に囚われて、DNA鑑定の結果すら信じずに拳銃ぶっ放す始末。
無実なのに顔血だらけになるまで殴られて手錠かけられたうえに狙撃されるって、絶対許さん。

絶対許さん、けど、80年代と、00年代の住環境の変化の描写がすごく巧みで、あー、こういう時代、だったんだなぁ…と納得させられてしまう不思議。
やこぽん

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