ゴン吉

地下鉄のザジのゴン吉のレビュー・感想・評価

地下鉄のザジ(1960年製作の映画)
4.0
パリにやってきた少女のドタバタを描いた喜劇。

カトリーヌ・ドモンジョが主演、フィリップ・ノワレ、ヴィットリオ・カプリオーリらが共演。
原作はフランスの作家レーモン・クノーのベストセラー小説。

母に連れられて田舎からパリにやってきた少女のザジ(カトリーヌ・ドモンジョ)はダンサーの叔父(フィリップ・ノワレ)に預けられる。
ザジは地下鉄を見ることを楽しみにしていたが、地下鉄はストで運休していたため、一人でパリの街に繰り出し、様々な人と出会いながらパリを満喫する....

ヌーヴェルヴァーグの傑作と評価されている作品。
赤い服を着た少女のザジが可愛らしい。
エッフェル塔やサント・シェペル寺院、セーヌ川などパリの名所を舞台にドタバタ劇を繰り広げる。
観光名所のエッフェル塔をシュールな視点で描いたり、有名なパリの地下鉄のストなどを裏側から描いている。
ムール貝などの軽いフレンチ料理がおいしそう。
当時の二階建てバスが、今見ても近未来的な洒落たデザインでカッコ良い。
フレンチジョークはイマイチ感性が合わずピントこなかったが、映像がお洒落で可愛らしい。
おませなザジの視点で見たパリの風刺が興味深い。
「年を取ったわ」 

2023.2 NHK BSP で鑑賞(字幕・寺尾次郎)
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