60sにつくられたことを念頭におくと鮮やかな色彩であったり、さまざまな技法の挑戦心を感じる。
ジーンズ売り場にいた子供ちゃんが可愛いらしいく、終盤の破茶滅茶感は笑っちゃった。
おかっぱザジかわい
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"『地下鉄のザジ』(一九六〇年)ではレイモン・クノーの小説をシュールに近いドタバタ劇に仕上げた点で才人と言えよう。…(中略)…一般的に言えば、マルが描く世界は新世代の若者が生きる姿を描いた点ではN・…
>>続きを読むザジがパリに来たことで、現実のパリは夢のパリに変わってしまった。街も大人も本来の姿に戻ったみたい。エンディングの音楽がなかなか良い…。体は動かすためにあると言わんばかりに街を大きく使った逃走劇が最高…
>>続きを読むお母さんと田舎からパリにやってきたザジという女の子が主人公。
母親は冒頭にザジをおじさん(お母さんの兄弟)に預け、男とどっかに行ってしまう。
地下鉄に乗るのを楽しみにやって来たが、ストが行わ…
初見。
どこで何を勘違いしたのか、長年、ルイ・マルによる「ファンタジック・コメディ」だと思い込んでいた。広い意味ではそう言えなくもないが、スラップスティックと言った方が正しそうだ。
中盤に「パリは…
ザジの冒険は子どもの夢の中そのもの。
パリの狭い路地やカフェ、公園がカラフルで狂気じみたワンダーランドに変容する。
特にエッフェル塔でバルーンを使って降りてくるシーンは、言葉を超えた詩のような美しさ…
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