りょうすけ

太陽の年のりょうすけのレビュー・感想・評価

太陽の年(1984年製作の映画)
4.0
「太陽の年」

第41回のベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。戦後間も無いポーランドでの未亡人と米兵の愛を描いた作品。

ベネチアを制したにも関わらず、日本ではほぼ観られる機会がない様だが、ウクライナかロシアっぽいサイトで英語以外の言語に英語字幕が付いた動画を発見したので鑑賞してみたが、なかなかいい作品だった。

終盤にあるダンスシーンも素晴らしいが、2人が床に穴の空いた部屋で愛し合うシーンの光の使い方に衝撃を受けた。

母親が死に際にジョン・フォードの「駅馬車」の話をするのだが、「フェイブルマンズ」でも言及された様に「地平線」の話が出てきたので、フォードはそこに凄くこだわっていたんだなとつくづく思った。

一般公開されたら割とウケが良さそうなラブロマンス映画でもあるので、いつか劇場でかかる日が来ればなと切に思う。

余談だが、ノーマン役のスコット・ウィルソンは「TWD」のハーシェル役の俳優さんだった。
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