このレビューはネタバレを含みます
ネルソン・マンデラと、担当刑務官だったジェイムズ・グレゴリーを描いた映画。
このマンデラ氏が、南アフリカの大統領の名前だということくらいは知っていたが、一体何をした人なのかは知らずに観た。
正直アパルトヘイトという言葉も、人種隔離政策っていう意味としか覚えておらず、こんなんで正解扱いして点くれる学校のテストってすげーなと、今更ながら思った。
南アフリカの人が聞いたら、不正解にしたくなるレベルの理解だと思うので、なんだか申し訳なくなる。
で、肝心の内容だが、とにかく引き込まれる。
本人を見たことないのに似てるも何もないが、マンデラ氏とグレゴリー刑務官は、こういう人だったんだろうなと思ったし、話がスッと入ってきた。
どんな世にも、民意に流されることなく、自分で考えて行動できる偉人がいるわけで、そういう存在を通して歴史を学べるのは非常にありがたい。
たった2時間の映画だ。
学校の授業でもこの映画を流しておけば、より深く当時の南アフリカの人種隔離政策について理解することができるし、描かれていない部分に興味を持つだろうし、何より生涯忘れない記憶になるだろう。
非常に良い映画だった。