ポルりん

豪姫のポルりんのレビュー・感想・評価

豪姫(1992年製作の映画)
2.2
宮沢りえの頭が大爆発した事しか印象に残らない作品。


■ 概要

富士正晴の同名小説を「利休」の勅使河原宏が製作・脚本・監督した歴史ドラマ。作家の赤瀬川原平が共同脚本を、武満徹が音楽を担当した。執拗なまでに芸術品を映し出す演出と、宮沢りえの突飛なヘアスタイルが話題に。


■ あらすじ

『天正19年、時の権力者・豊臣秀吉の命により、茶頭・千利休は自刃。
山城の大名であり、利休の高弟でもあった古田織部が、その後釜として秀吉の茶頭を命ぜられる。
そんな織部を“オジイ”と言い慕う男まさりの豪姫は、加賀の大名・前田利家の娘だったが、生まれてすぐに秀吉の養女となった。
そんな折り、京都の二条河原に自刃した利休の生首が晒されていた。』


■ 感想

「人間失格」や「湯を沸かすほどの熱い愛」などで圧倒的な演技力を見せる'宮沢りえ'だが、デビュー当時は、お世辞にも上手いとは言えない酷い演技をしていた。
確かにかなりの美人なので、劇中でもかなりの存在感はあるのだが、それはあくまで'宮沢りえ'が静止している場合だ。
セリフを話したり、動作が加わると途端に嘘糞くなる。

戦国時代の言葉も全く馴染んでないし、立ち振る舞いも全然演技になってない。
目線から何からかにまで全てか軽く見えてしまう。
更にパチモンっぽい安そうな衣装を身に着け、爆発にでも巻き込まれたような奇抜な髪型をしている。
正直、観ていて可哀想になるくらいだ・・・。
何かの罰ゲームだろうか・・・。

映像に関しても一見すると綺麗にも見えなくもないが、中身がないというか、そこに画面に生きている人間がいるとはどうしても思えないのだ。
昼の自然光のシーンなのにも関わらず、壁に人影が黒々と映ってるのも変だし、リアリティが全くない。

キャラクターの心情や過去なども全てセリフで説明するし、作品全体が全てが嘘くさい。
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