李

恋する惑星の李のレビュー・感想・評価

恋する惑星(1994年製作の映画)
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パスワードは?「一万年愛す」

ずっとみたかったからワクワクでみたんだけど、かなりの置いてけぼり感くらってしまって。(ブレまくる映像と不法侵入があんまり好きじゃなかった) 消化不良感が許せなくて、落ち着いて翌日もう1回みた。

映像と音楽がもう大勝利おめでとうって感じ。色鮮やかな熱帯魚が煌めく水槽を鑑賞した気分。私個人としてはあんまりハマってないと思ってるんだけど、とかいいつつ、来年またみてそうな中毒性あるな。恋の始まりなんていくらでもそのへんに転がっていて、それこそ、数時間後に恋に落ちる人と0.1mmの距離まで接近していたかもしれない。うわ〜私も恋拾いたいわ〜結局タイミングゲーなんだろうけど。そして、刑事223号と633号みたく、フラれて思い出浸って引きずってナイーブな気分でも、また新しい人と恋に落ちてしまうのが人間。私は、一目惚れ〜とか1日で惹かれ合う〜とかいう映画あるある設定に共感できないんだけど、だからこそ、「次店に入ってきた人と恋に落ちよう」とか憧れちゃう。誰かに惹かれて、その相手がそっぽを向かなかった。自分を見てくれた。その奇跡のときめき煌めき高揚感をぎゅっと詰めた、お洒落で甘酸っぱい魅惑的(前半)で魅力的(後半)で狂気も感じる忙しない作品だった。たまにある、低評価の意見も高評価の意見もわかるわかるってなる感じ。

自分の誕生日と同じ賞味期限の缶詰30個買われたり、部屋を模様替えされたことにも気付かないくらいに意気消沈させる魅力的な女になりたいと思った。それと、トニー・レオンはやっぱりかっこいいなー彼がくわえタバコをしながら、フェイの足をマッサージするシーンが好き。サラダいくらでも無料提供しちゃうわ。

「30缶買ってもメイが戻らなければ 恋も期限切れ」「僕は缶詰と大差ない」「女がサングラスをするのは 失恋して泣きはらした目を隠すため」「この記憶の缶詰に期限がないといい」「サラダからフライに乗りかえた」「タオルが泣くのをみてうれしかった」
李