ハシゴダカ

車夫遊侠伝 喧嘩辰のハシゴダカのレビュー・感想・評価

車夫遊侠伝 喧嘩辰(1964年製作の映画)
4.2
田中宗一郎がポッドキャストで激賞していたのと、『骨までしゃぶる』の桜町弘子目当て&加藤泰監督作ということで観たらすんげえ面白かった…。

1964年に作られた明治31年の大阪が舞台の任侠映画。

任侠映画なのに、ラブコメ!

ワンカットが長め&画面内で色々起きててホントに目が楽しい。
『シン・仮面ライダー』の監督が段取りを嫌ったらしいけど、本作は作り込まれた段取りの楽しさ・気持ち良さが横溢していて、まさに活劇。
件のポッドキャストによると、横長のシネスコ画面は奥行きが出なくなりがちなので、手前に何かを置いたりして工夫をしていたのだとか。

画面作りもキレの良い編集も良かったし、ヘンテコな話し運びも楽しかった。一目惚れからの即プロポーズからの即結婚式からの即…(ネタバレなので自粛)って流れ、びっくりした。

加藤泰監督作ディギングがますます楽しみになってきた。
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