田中宗一郎がポッドキャストで激賞していたのと、『骨までしゃぶる』の桜町弘子目当て&加藤泰監督作ということで観たらすんげえ面白かった…。
1964年に作られた明治31年の大阪が舞台の任侠映画。
任侠映画なのに、ラブコメ!
ワンカットが長め&画面内で色々起きててホントに目が楽しい。
『シン・仮面ライダー』の監督が段取りを嫌ったらしいけど、本作は作り込まれた段取りの楽しさ・気持ち良さが横溢していて、まさに活劇。
件のポッドキャストによると、横長のシネスコ画面は奥行きが出なくなりがちなので、手前に何かを置いたりして工夫をしていたのだとか。
画面作りもキレの良い編集も良かったし、ヘンテコな話し運びも楽しかった。一目惚れからの即プロポーズからの即結婚式からの即…(ネタバレなので自粛)って流れ、びっくりした。
加藤泰監督作ディギングがますます楽しみになってきた。