桔梗F

哀しみの街かどの桔梗Fのレビュー・感想・評価

哀しみの街かど(1971年製作の映画)
4.2
愛だけが~おれを迷わせる~♪
恋人も濡れる~街か…

あ、ごめん。街かど違いでした。
中村雅俊 乙

画家志望の娘(キティ)がジャンキー(パチーノ)と知り合い、自分も麻薬の味をおぼえてしまう。彼女は次第に、麻薬欲しさに身体を(´д`|||)

「世界四大ドラッグムービー」の三作目に当たります(*^^*)
※残りは「世界ドラッグ…」タグを押せば出ます
※ちなみに自分で勝手に決めてるだけです

ラブストーリーというか社会派ヒューマンドラマというか、とにかくヘロインにはまり落ちていくアベック(死語)を淡々とリアリスティックに追う!

派手さや悲惨さは「レクイエム・フォー・ドリーム」に及びませんが、とにかく執拗にリアルにヘロイン注射シーンや麻薬精製シーンを追ったりと、なかなかの見応えと現実感。

レクイエムフォードリーム同様、最初は仲間とクスリ決めて、楽しそうに和気あいあいとやってる二人の日常描写ですが…

ヘロインの流通がストップして、品薄になってからがヘビーモード突入です(ノ_<。)
クスリ買う金もなくなり投獄されるパチーノ。
パチーノがいなくなり、クスリ欲しさに売春するようになるキティ(´д`|||)

二人の顔色や表情、演技が序盤と終盤ではかなり変わってしまいます(。>д<)

こちらのすばらしい点は主演二人の演技にあります。

ラブラブ通常演技、クスリ決めてハイになる、もしくはオーバードーズの演技、クスリがきれたときの演技とかなりの難易度です。

コッポラ監督はこの作品を観てアル・パチーノをゴッドファーザーに起用を決めたというほどの存在感と怪演(・・;)

ヒロインのキティ・ウィンもかなりの美人ですが、おつぱい出したり、娼婦になったりと名演が評価され、1971年の「カンヌ映画祭女優賞」獲得(゜ロ゜;

天才女優でしたが、「エクソシスト」後はほぼTV女優になり、80年代には女優もやめてしまったようでもったいない(´д`|||)

とにかくクスリをやればこの二人のようになるのだ!という啓蒙映画としては○

地味なマイナー映画とは言え、主演の演技と監督の演出、カメラワークは見応えがあり、なかなかの良作(*^^*)

ラストの何ら解決もせずに唐突な無音エンドロール※しかも短い…

救いがあったのか、最悪の方に転がっていったのか…観る人次第(;´∀`)

とりあえずイケメンすぎるパチーノとキティウィンのおつぱいは必見!
桔梗F

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