むーちん

消えた天使のむーちんのレビュー・感想・評価

消えた天使(2007年製作の映画)
2.0
『インファナル・アフェア』アンドリュー・ラウのハリウッドデビュー作にして、今の所唯一のハリウッド映画かな?
劇場公開当時見に行ったと思うんだけど、内容全く覚えてなかったので再見。

知られざる性犯罪者の厚生事情を描いた社会派としてもサイコスリラーとしてもやや中途半端な感は否めないものの、話自体は悪くないし、リチャード・ギアは珍しくダーティな役に挑戦しているし、クレア・デインズは中々のハマり役。
悪くはない…んだけど、コントラストがキツすぎて白飛びまくってる安っぽい映像と、トニー・スコットあたりを目指したのか知らんけど「お前、ちょっと落ち着けよ」って位ガチャガチャの編集のせいで割と台無し。
でも公開当時はそういう印象持たなかったんだろうから、今見ると痛々しいけど、当時はコレが流行りだったんだろうな…

ちなみに、日本版ポスターだとさも「私が消えた天使です」みたいな顔でメインキャストに名を連ねているアヴリル・ラヴィーンは、序盤にワンシーンだけチラッと映ったきり、次に登場する時にはもう顔すら見えない腐乱死体になってるよ!
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