トム

人生、ここにあり!のトムのレビュー・感想・評価

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
4.6
●あらすじ
精神病院廃絶の取り組みを目指した実話 
とある労組から左遷されたネッロは精神病院の労組リーダーになる
そこでみたのは患者が切手を貼る単調作業の毎日だった
なんとか彼らを一般市場で働かせるためにネッロは動き出す

●感想
精神障害者×雇用

最初の10分間は左翼右翼労働組合なんちゃらで退屈そうだなと感じたが、そこから最高な映画だった

自然にこっちが笑顔になれる映画

精神病持ちでも、個性あふれる
一人一人の可能性を感じる映画

父親がインテルの監督や会計士だったなど嘘をつく患者、髪をスプレーワックスで常に固める患者、など個性が本当に溢れており、飽きさせない

笑えるシーンも多々ある
特に理事長のくだりマジで笑うw
ゴッドファーザーにでれるよ!

と、楽しそうな印象を与えつつも悲しいシーンもある 
ここはグッとくるね...

精神障害者の性、恋なども描かれている

彼らが何もできないという固定概念は捨てるべきだね

BGMもワクワクさせる感があって良い

ネッロの決して患者の言う事を否定せず、肯定していく形が暖かく感じる

実話という事が素晴らしい!
トム

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