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サウンド・オブ・ミュージックのcorsbyのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい音楽、素晴らしい景色!
子供の頃に聞いた懐かしい音楽、どこか頭の中に残っていたけれどどこにいるか思い出せなくて、やっと見つけた音楽、こんな曲もあったのかと思わされる曲もあり、とても楽しかった。マリアがトラップ家に行く時の曲には心奮い立たされ、My Favorite Things自然と涙が流れた(純粋に明るいだけでないメロディーも良い)。ドレミの歌の子供たちの楽しそうな様子にも心打たれる。また、同じ曲のメロディを別所で使用したり、別の場面で歌うのも、それぞれの曲を印象づけている。結婚式でマリアの歌を全員で歌うのは少し疑問だが…
問題児だが憎めないマリアのキャラクターも良く、彼女がはじめて自身のこれまでについて吐露する、大佐との曲と上手くリンクしている。大佐は歌であっけなく心が入れ替わったようでもあるが、それまでに前妻と子供たちと歌との繋がりは強かったのだろう。エーデルワイスが良い。国花なんですね。婚約者の夫人が思いの外優しく引いてくれて驚いた。その他配達員の子については、一緒に来てほしかった気持ちもどこかであったので少し残念だが、この辺り含めて色々と史実とは異なる描写があるようなので、近現代オーストリアについて勉強したくなる作品だった。
あの時代にどう撮影したのかというほどの美しい山々の景色、当時の洋服もとても美しかった。
素晴らしいミュージカルナンバーは心に残り、勇気づけられ、安心させられる。名作。
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