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赤ちゃんの逆襲のはのレビュー・感想・評価

赤ちゃんの逆襲(2003年製作の映画)
4.3
あらすじ
建築物の設計を盗用した挙句、自分を轢き殺した男、の息子に転生した男。
赤ん坊となった男は、父を苦しめる為、日々あの手この手で嫌がらせ(普通の赤ちゃんの行動)を始める。
やがて父親となった相手を最も苦しませる方法が、「自らの死」であるという結論にたどり着いた男は、自殺を企てるのだった。

感想
天才の発想。
何故赤ん坊は親を困らせる事を常にしてしまうのか? なぜ危険な行動をとってしまうのか? という疑問に、「自殺しようとしているから」という解釈をぶち込んで、違和感なく説明をつけてしまっている。
成人男性のモノローグと状況から見れば、確かに赤ん坊は自殺願望から動いているに違いないと。

恐怖心一切なしで自死に向かい続けるのは普通に変なんだけど、そこもシュールなおかしさにつながっていてとても笑えた。
自殺する為に前向きにトレーニングする赤ん坊👶

大人達も一人を除いて全員が清々しいクズなんですが、その辺の見せ方ももちろんセンスが発揮されていて、不快感なく笑えました。
嫁姑いくら仲が悪いと言っても、大人がそこまで罵倒しあっていいのか。

ラストもなぜそうなるのか理解できない展開で、常人とはかけ離れたセンスと発想がかい見えました。
この人だけがそうなのか、それともそういう役の人が何人もいるのか。
「赤ん坊時代の記憶がないことの説明にもなってる」ってのがまたウザくて笑える。
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