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パラレル 多次元世界のはのレビュー・感想・評価

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)
2.2
シェアハウスで暮らす四人の男女が、パラレルワールドに移動できる鏡を見つけた事で起きるてんやわんや

パラレルワールドを自在に移動出来るという壮大な設定に対し、登場人物達のやることというと私欲を満たしたり意見の相違によるいざこざだったり。
舞台装置に対して起きる事のスケールが小さすぎる。
トラブルは全て登場人物達の私利私欲が原因で、パラレルワールドはサスペンス要素のトリックにしか使われず消化不良。
パラレルワールドは時間の流れが違うという要素も、結局並行世界だけでは話を作れなくて苦し紛れに足した要素にしか見えなかった。

タイムリープ物とかだと仕掛けを使いこなしてる作品山ほどあるけど、これはまだパラレルワールドって仕掛けを使いこなせず実験段階って感じ。

「並行世界という道具を使う人間の怖さ」じゃなくて、「並行世界の怖さ」が見たかった。
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