クリムゾンキング

上海特急のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

上海特急(1932年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

北京から上海に向かう特急列車が反政府軍にジャックされ、乗客が人質となる。
外科医の大尉と上海リリーという謎の美女を中心とした話。

とにかくマレーネ・ディートリヒの眼だけで人が殺せそうな勢いの女優オーラがすごい。

そしてハリウッド初期のアジア人スター、アンナ・メイ・ウォンの知的そして妖艶さもまた素晴らしい。(現実世界では差別的なことで色々と苦労したそうだが)

序盤に上海リリーのことをよく思っていなかった神学者が終盤、男女の機微について気づいて彼女の高潔さを認めるのと対象に大尉ときたら、、、という感じではあるけれど、そうしたやりとりやアクションシーンなども盛り込まれておりとても面白い作品だった。