A先生が逝去されてRIPとして
BS NHKで放送され録画にて初見
この予算内で近過去を扱うために
美術ほかの制約があるのは仕方ない
でも市川準のまじめなところが
あまり良くない方向に出た作品
脚本の段階でもう少し練れたはずだし
ディゾルブの多様など編集も今一つ
服部良一他の音楽も使いすぎ感
要するにリズムの悪い作品
プロデューサー達は何してたんだろう
トキワ荘には思い入れがあるので
どうしても点が辛くなってしまう
なんで「漫画道」を敢えて原作にせず
寺さんを主役にしたんだろうね
そして漫画家を主人公にした実写映画に
成功作がほとんどないのは何故なんだろう
ちなみに寺さんに焦点を当てた
江口寿史のパロディは楽しかったなー
今だったら藤本タツキ「ルックバック」は
あの物語とコマ割りそのまま撮れば
どんな凡庸な監督でも名作に出来そうだけど
登場人物多い割に焦点が絞れていない
キャストは良いんだけどね
モッくん、あべさだ、古田新太の若き姿
みな新鮮に楽しく演じてる
そして撮照美録、丁寧な仕事なのに
うーむ何とも勿体無い
やはり脚本演出制作の問題だろう
市川準は他に好きな作品があるので
またタイミング合えば見返してみよう
