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若さま侍捕物帖のmitakosamaのレビュー・感想・評価

若さま侍捕物帖(1960年製作の映画)
3.3
東映youtubeにて。若さま侍捕物帖は新東宝やテレビシリーズでも何度も作られたようだが、東映の橋蔵が世間一般的なイメージなようだ。
確かに橋蔵の屈託の無い笑顔を見せる存在感は爽やかな若さまに適任なキャラクターだ。

新春の江戸。毒見役の死去により幕府御用達の酒問屋が濡れ衣を着せられお取り潰しに。真相は老中(山形勲)が他の問屋(三島雅夫)と癒着する為に仕組まれた事件。
目明かしも与力も手を出せない事件を若さま侍が解決する。

悪老中は癒着による裏金以外にも女性を所望というお盛んっぷり。
取り潰しされた家の娘や、琉球から来た芸人にも御執着だ。
この時代にそぐわない琉球芸人ショーが数回に渡り繰り広げられる。これが楽しい。

まあ、とにかく山形勲と三島雅夫の顔芸が見ものだ。お主も悪よのぅ。

若さまは常に余裕で事件に挑む。老中からの刺客も涼しげに対応。街娘達はみんな目がハート。

事件解決に因み、若さまが一応徳川家ゆかりの者だとわかるが、明確にはしない。
御後室の英明院なる人物も出てくるが、調べてもそんな人わからん。
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