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ドイツ零年のpierのレビュー・感想・評価

ドイツ零年(1948年製作の映画)
4.0
第二次世界大戦直後の廃墟のベルリン。
病弱な父、元ナチ党員で引きこもりの兄、身体を売る姉。
その日その日を何とか生きていく姿を、末っ子の少年の目線で描く。
『無防備都市』『戦火のかなた』に続くロベルト・ロッセリーニの戦争三部作の三作目。
戦争が観念を変え、思想をも変える。
弱者に容赦のない描写の連続だが、作り手は感情に流される事なく冷静。
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