少年が俯いて歩いていると、ふいにオルガンの音が聞こえてきて、立ち止まって見上げる少年の顔に陽の光がさす。そしてカメラが少年の背後に回り込み、少年の視線の先には教会が神々しく建っているというショットが…
>>続きを読むスーツに眼鏡と帽子のやや恰幅の良い紳士が体重計をちょっと貸してみろと運ぶ。横移動、止めてあった車に載せると代わりに肉の缶詰を渡してくる。これじゃあ足りないと訴えるエドムント少年にもう一缶押し付け走り…
>>続きを読むドイツ敗戦後の本物の瓦礫
人々が教会から聴こえるピアノの音に足を止める中、エドモンドがひとり歩く姿が寂しい。
誰も少年を気に留めない、というわけではないが、みんな自分のことに精一杯で他人のことを本…
ドイツ零年。こちらは、第二次世界大戦終戦を零年としての作品。
荒廃した街の姿そのままに、市井に生きる12歳の少年から見たドイツが描かれている。家族4人そろっているのに、みんなバラバラ。戦争が終わっ…
劇場にて。
冒頭、その戦争によってボロボロになった建物が
街中にそのまま残り続けていることが象徴するように、
その戦争が生んだ軋轢や断絶は今も様々な人間の間で
呪いのように残り続け、伝播、増殖されて…
・さまよい続けるエドムントが悲しすぎる。
・劇的なストーリーがないのにここまで引き寄せられるのは、退廃的な街並みに現実感が定着しきっているからなのだろう。
・一方で瓦礫の山と化した街が人々の生き様と…
© Cinecittà Luce, CSC - Cineteca Nazionale, Cineteca di Bologna, Coproduction Office.