すごく陳腐な感想になるけど、戦争も貧困もなかったら少年はこの結末を迎えなかったんだろうな…
追い詰められた少年が、弱い者は淘汰されるという元ナチの教師の思想に感化されて取ってしまった行動。廃墟をさま…
ネオレアリズモ、サスペンス、不良少年が混ざり合ってて、観たことないタイプの最高の映画
BGMの感じは違うけど、アメリカンニューシネマにも通じるようなカラッとしたクールさを感じられる
(BGMはわざ…
「無防備都市」「戦火のかなた」に継ぐロベルト・ロッセリーニ監督「戦争三部作」の3作目。
終戦直後の廃墟になったベルリンでロケを敢行。出演者はすべて無名の素人俳優を使い、生々しいドキュメンタリータッチ…
敗戦直後のベルリンの風景が、映像で語る語る。
わたしの好きな映画の多くは、ネオリアリズモ的であるが、その始祖ともいえるこの名作をスクリーンで観られたことが感慨深い。
横浜聡子監督の解説付きで鑑賞し…
敗戦直後のボロボロのベルリンの風景がありありと映されている。イデオロギーに翻弄される家族、普通の生活を手に入れようとする行為は少年の頭の中でぐちゃぐちゃになって殺人に結びつく。無軌道に動き回る少年を…
>>続きを読む悲劇が消えない
悲劇に悲劇が襲いかかるのはネオレアリズモ作品では毎度お馴染みの流れ。ですが、本作はそれらの作品群の中でもむなしさが抜群。なんせ主人公が子供ですから。『靴みがき』や『自転車泥棒』…