ドイツ零年の作品情報・感想・評価・動画配信

『ドイツ零年』に投稿された感想・評価

イタリア映画におけるネオリアリズモの巨匠,ロッセリーニが敗戦間もないドイツを舞台に描いた作品。

本作は敗戦後2年目という、戦争の爪痕が街にも国民の心にも生々しく残るドイツでオールロケで撮影されたそ…

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金井
-
ドキュメンタリーのようだ。作り手が究極的に映画の外部に身を置き観察者として人物の変化を追うことで少年の孤独がより一層際立つ。
4.5

前半と後半で絶望の性質が変わる。
前半は必死な絶望だ。「〇〇だから絶望」と言える、指をさせる。
後半は、絶望の虚さそのものだ。それを子どもに語らせる。死を敗戦を貧困を語らせたんだ。

父親が帰ってき…

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GUJIN
4.3
ドイツが戦争に負けて国民は貧困に喘いでいる時代の話。主人公の少年の子供ながら子供では背負いきれないほどの責任を感じている雰囲気など戦後独特の冷たさを感じる傑作。
takeit
-

疾走感ある
せっけんで詐欺するシーンの地下鉄がマトリックスのそれに似てる

教会に背を向ける身振り含めて、年端もいかない子にとんでもない業を背負わせてしまったことを感じさせる
意外と髪型が現代風
野…

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3.8

なるほど名作。

ロッセリーニによる
戦争3部作の一つ

子供が酷い目に遭う
作品はやっぱ辛い。

敗戦後一生懸命
生きていかなくちゃいけない人々
と家族

そして少年が下した決断と


何もかも…

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オムニバス形式を止め、前2作より容赦なさが増したネオリアリズモ期の集大成。ヘイズコード下で「3秒以上のキスは過激だからダメ」とか甘ったれたことをほざいている時代の米国と、とても同時代の表現とは思えな…

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子どもが戦争に巻き込まれることの、悲惨さよ……。

当時、リアルタイムで観ていた人々にはもっといたたまれない気持ちがわいてきたろうに。

無くせないのか、戦争は・・・。
5.0
このレビューはネタバレを含みます


ネオレアリズモ。ロッセリーニ戦争3部作の3作目。

エドムントと一夜を共にしてタバコを1本くれた少女が、ちゃんと描写されないだけにすごく印象に残った。あれってそういうことだよね…? タバコくれるの…

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cuumma
4.0
敗戦直後の荒廃し瓦礫となったドイツの様子が窺える貴重な映画

人のことなど構っていられない、自分が生きるだけで精一杯…そんななかで12歳エドムントは家族のために物資を得ようとする、その姿が痛ましい

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