これほどまでに生々しく救いのない映画は久しぶりに観た。それにもかかわらずずっと観ていられるのはロッセリーニの卓越した魅せ方と内容なのだろう。
劇中至る所で皆々が死にたいと言うがそれは演技ではなく本…
ちょうど霜降りの「まだ大人になるなよ」が流行ったときに見たので主人公の決まりすぎる覚悟に不意に笑ってしまった。ナチ思想や過酷な敗戦後の社会が子による父殺しという救いの無さの引き金を引くことになるのだ…
>>続きを読む 戦後のまちの風景という舞台装置を、ふんだんに活かして作られた映画である。映画と戦後との「あらわされるものの関連性」を考える映画としては最たるものであろう。
この映画においては、少年が街をウロウ…
ロッセリーニの『ドイツ零年』とゴダールの『新ドイツ零年』「2つのゼロ年」という企画。
こういうのありそうでなかった、リバイバルブームらしいとても現代的な企画ですな
ロッセリーニ戦争三部作のひとつで…
敗戦国、戦後におけるカオス。社会保障が行き届かない中、社会の最小単位たる家族でどうにか生きていかなければならない。子供が無邪気に過ごすことを許さない戦後社会体制、飛び級的に役割を担おうとした者に生じ…
>>続きを読む1948年のドイツ。貧しい家の少年が思い詰めた挙句の悲劇。1948年当時のベルリンでロケ撮影がなされており、まさに当時の街並みのドキュメンタリーにもなっている。こういうの見ると、そもそもは確かにドイ…
>>続きを読む今まで観た日本のどの戦後映画よりも強烈に日本零年感。敗戦国の一般民がどんな状況で生きていたかをこんなネオリアリズモで撮っちゃってる映画あまりないと思う。貧困にもがき苦しんでるのは元美しきゲルマン民族…
>>続きを読む心の荒廃は今も大して違いません。この現状では、同情に値しないし意義も見出だせない。何より、タイトルが示唆する歴史的パースペクティブに欠きます。勿論、今から見ればの話です。当時の深刻極まりない精神的打…
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