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悲しみは空の彼方にのヒメのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
4.0
監督 ダグラス・サーク

メロドラマの巨匠といわれる
監督さんの作品と知って。

すごく身構えて観た割には観やすく
ある二組の母娘の10年間の
一見とても静かなドラマのようで
美しく情熱的な物語 濃密な120分!

"愛は与えること"

ローラもアニーもスティーヴンも
この歌の歌詞のような人。
出世の為に媚びることなく夢を叶えたローラ
いつも静かで穏やかだけど芯が強いアニー
母娘を見守り続けたスティーヴン
(ちょっと可哀想になるくらいに..)

自分をしっかりもっている人こそ
人に優しくできるものだと思う
見返りを求めない優しさは多分、
そのひとの強さからきているの

スージーはいつだって子供らしくて可愛くて
内は大人で立派で。
サラジェーンは...何も悪くない。
"神が違う色の肌の人間を作った意味"
母アニーの言葉を胸に...。
アニーの最期は切ないけれど
サラジェーンが現れたことで救われる
私は好きなラスト。
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