60年以上前の作品だが、今現在でも非常によく出来たと思える人間の繊細な心や人との結びつきを描き方だ。またタイトルが良い。人の心を分かろうとする余裕のなさ、困窮とした状態。そして、その事に気付いたとき…
>>続きを読む面白かった。『天はすべて……』より落ち着いてる。顔のアップ切り返しの時に、顔に光と影が変な形で当たり続ける。光と影がスッパリ分かれてない。あんな照明見たことない。心理的な照明なのか。
俳優がよく動い…
「夢」にほだされた中年の男女と、彼らに人生を惑わされた次世代の娘。自身の黒人性を肯定する母と、生き残るためにパッシングを選択する娘。
映画は後者の母娘に悲劇を用意するが、誠実な弔いも忘れない。すなわ…
【ダグラス・サーク】
英国映画協会「The 100 Greatest Films of All Time」「史上最高の映画100」(2022)
75位。悲しみは空の彼方に(1959, ダグラス…
この人生は何を持って幸せと思うか。
資本主義社会での成功を繊細に描きながらも、一度夢を成就させた者が陥る潜在的な階級意識を批判する内容は生涯アメリカ的ドラマツルギーを貫き続けたダグラス・サークの最後…