悲しみは空の彼方にの作品情報・感想・評価

『悲しみは空の彼方に』に投稿された感想・評価

宫痲
5.0
ドストエフスキーと全く異なる形でメロドラマの極地を見せている。
Leo
4.5

60年代に入る前に、世代間の対立と人種問題を描いたサークの先見の明は、確かにアメリカの実態を捉えた。渡米後20年にして、ドイツ人サークがアメリカを観る目は、アメリカ人のそれを凌駕した。
色彩豊かで画…

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4.7

人種問題に対するテーマはある意味で時代の限界も感じるが、鏡というモチーフの象徴的な使用によって、自らのアイデンティティを受け入れることの普遍的な価値を認めた名作だった。
鏡というモチーフは、本物のよ…

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sak
4.5
ひたすら豊穣な画面。鏡による分裂。広い室内をひたすら動き回る登場人物たちとカメラ。ファニタ・ムーアの死は運動の/による死を告げている。

邪魔の入る要所の切り返し。所有欲の言い訳の愛。私は上がっていく、と言いながら降る階段。赤でのつなぎ。青の台本と火、からの茶番
君は映画さえあれば僕は必要ないってえぐいセリフ
最初の枕の動きのスリリン…

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撮り方は上手い。気持ち悪いくらいに上手い。なのに上手さを感じさせないところがさらにすごい。
こういうメロドラマは全然好きじゃないんだけどその超絶技巧を見たいがためについつい最後まで。

国立国際美術館のノー・バウンダリーズ展でミン・ウォンの《ライフ オブ イミテーション》ビデオインスタレーションを観た。1959年のハリウッド映画「イミテーション オブ ライフ」(邦題は「悲しみは空の…

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ショウビズ界での成功へと原作から改変したサークの長編映画最終作。華やかさへの割り切れない感情があったのではないかと思ってしまう。
昼
-
黒人の娘が恋人にボコボコにされるシーンのガラスの使い方が怖すぎる。ラストの感動的な葬列に『太陽は光り輝く』を思い出す
4.5

スケジュールの関係で、ダグラス・サーク傑作選のすべては劇場鑑賞できませんでしたが、後は配信か円盤等でどうにか補充をする予定です。(トホホ)

【↓以下ネタバレがございます↓】

「悲しみは空の彼方に…

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