このレビューはネタバレを含みます
正直タイトルだけで選んだ。
一応コメディらしいけどかなりブラックな社会派コメディで、寧ろいまだから笑えないのは原発を扱っているから。85年公開。
美浜原発が主な舞台だけど当然「福島」なんて地名も出てくる。
低賃金で危険な仕事を請け負う原発ジプシーと呼ばれる人々と、言葉も判らず東南アジアから出稼ぎにくる女性たち「ジャパゆきさん」らの姿を、ドサ回りのヌードダンサーとゆー視点から描いた日本は、はたして過去の姿であろうか。
セリフが早くて聴き取れず、心理や動機を読み取れない部分もあったけど、作品の鮮烈さは感じられた。
燃料の切れた船が夢半ばに浮かぶのは、とても象徴的におもえる。