むささび

のだめカンタービレ 最終楽章 後編のむささびのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

のだめの集大成。完璧なる終わり方。後編を見るたびにスタッフや監督ののだめカンタービレという作品に対する愛情が伝わってくる。のだめが必死に千秋先輩に追いつこうと今までののだめワールドを封印して大人になろうとしてる。今までと変わってないかのようにのだめワールド全開風に振る舞って心配をかけないようにしたり、正直な気持ちを唐突に発言してしまったり、大人の階段を昇り降りしてるムズ痒さ。
千秋先輩がのだめと音楽に向き合うときと距離を置くタイミングは千秋先輩なりの、音楽家なりの時期がきっとあり、音楽をやってない私は「ずっと一緒にいればいいじゃん!」と思うから余計に千秋先輩ののだめと音楽への愛を感じる。
オクレール先生ののだめを思ってこその厳しさと、それを信じたいけど我慢しきれなかったのだめとのすれ違いには叫びたくなるほどの切なさがあったが、最後の30分千秋の何も隠さないのだめに対する想いを聞けたときには私の「のだめカンタービレ」愛がMAXになり、
連弾後の「先輩の背中飛びつきたくてドキドキ。これってフォーリンラブですか?」には製作者の愛をMAXに感じる。 
やはり続編が見たいという気持ちあるが、のだめが最高傑作として幕を閉じるにはこれが最終章なのが納得できる。
むささび

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